■京うちわとは
京うちわは、うちわ面と柄を別に作り、後から柄を差し込む「差し柄」の構造となっているのが大きな特徴です。
宮廷で用いられた「御所うちわ」をルーツとしており、柄はしばしば漆に金彩を施すなど、優美な趣も魅力です。
阿以波では、うちわの骨となる竹の加工から紙の張り合わせ、仕上げまで、すべてを手作業で行います。
竹は丹波の四~五年もの、紙は越中・八尾(やつお)の手漉き楮(こうぞ)紙を、柄の部分は栂(とが)・杉
材を用いるなど、国内産の材料にこだわっています。
■扇面の種類
両透かし(飾り用)
季節の花や絵画のように目で楽しむ、インテリアとしてのうちわです。
90~120本の骨を細かく並べた上に、扇面いっぱいに繊細な切り絵細工が施されたこだわりの逸品です。
両透かし(実用)
透かし柄はアクセントとして入り、扇面全体でしっかり風を受けるので、実用品としてお使いいただけます。
片透かし
飾りうちわの繊細な技法はそのままに、しっかりと風を送る実用うちわです。
木版
江戸時代から残る木版を使い、伝統的な版画の技法で仕上げたうちわです。
1~数色の版を使った木版うちわは、色違いも含めてヴァリエーション豊富です。
■サイズ一覧
種類 | 用途 | 横 | 縦 |
---|---|---|---|
特大 | 飾り | 35cm | 50cm |
特型 | 飾り | 36.5cm | 41cm |
並型 | 実用 | 26cm | 39cm |
七立型/細並型 | 実用 | 23.5cm | 37cm |
葵型 | 実用 | 24cm | 40.5cm |
小丸型 | 実用 | 22cm | 37cm |
木版うちわは七立型、小丸型と新小丸型は同じサイズです。